DNFはスキップ、ブルーアーカイブは熟読?ゲームのストーリーをスキップする理由
네오필
ゲームをしていると、誰でも一度はストーリーを飛ばしたくなる瞬間があります。
ただ、絶対にスキップしたくないゲームもあれば、当たり前のように飛ばしてしまうゲームもありますよね。
今回は、ゲーマーがストーリーをスキップする理由と、ネクソンのゲームに見られるさまざまな事例を見ていきます。
なぜストーリーをスキップするのか?

ゲームのストーリーをスキップする理由は、思いのほか多様です。
1つ目は、ストーリーが面白くない、あるいは興味を持てない場合です。
無理のある展開や使い古されたお決まりのパターンは、没入感を損ないます。キャラクターの行動に納得できなかったり、セリフが不自然だったりすると、ついスキップボタンを押してしまいます。

2つ目は、ほかの目標を優先する場合です。
キャラクターの育成やエンドコンテンツへの到達を重視するゲーマーにとって、ストーリーは目標への足かせに感じられます。特にRPGでよく見られる傾向です。
また、図鑑や回想機能があれば、「後でまとめて見ればいい」と考えて気軽にスキップできます。YouTubeで見るというユーザーも増えつつあります。
このほかにも、2周目以降で同じストーリーを見る必要がない場合や、単純に時間が足りず、やりたいことに絞ってプレイする場合もあります。
ゲームごとに選択が異なる理由

▲ ストーリーを楽しむのはもちろん、その内容をもとにコミュニティで語り合ったり、2次創作を楽しんだりします
興味深いのは、同じゲーマーでもゲームによって選択が変わるという点です。
例えば、ブルーアーカイブのようなゲームでは、ストーリーがゲームの核となっています。
世界観への没入やキャラクターとの心のつながりを重視するプレイヤーは、すべての会話をじっくり読みます。コミュニティでは「ストーリーを見ないなら、なぜブルアカをやるのか」という声まで上がります。ストーリーこそがゲーム体験の本質だからです。

▲ただ、베누스のストーリーはしっかり読みました
一方、アラド戦記(アラド)は正反対です。
キャラクターの育成とアクションが中心のゲームでは、ストーリーを読むかどうかはプレイヤー次第です。むしろ「ストーリーは早くスキップしてキャラクターを育てるべきだ」という考えが広く共有されています。
アラドにはシナリオ(アクト)のスキップ機能まであり、サブキャラクターの育成時に特定の区間を飛ばすための攻略法があったほどです。
もちろん、「ストーリーを見るために始めたのに、自動でスキップされてダンジョンを周回するだけになってしまう」というユーザーもいます。ストーリーを楽しみたいという思いと、スキップによる利便性が相容れないこともあるのです。
???: 私の夢はホッキョクグマの絶滅!
???: 私の夢はキボマスター!
その点で、アズールプロミリアのようなゲームは興味深い事例です。
ストーリーやキャラクターに期待するプレイヤーがいる一方で、キボ(ペットの一種)の収集と育成に集中したいプレイヤーもいます。両者が共存するなかで、ストーリーをスキップする人の割合がどうなるのか、気になるところです。
ストーリーのスキップがもたらす影響

より多くのユーザーを受け入れるためのマビノギ英雄伝のアップデート
ストーリーのスキップ機能は諸刃の剣です。
プラスの側面は、遊びやすさと自由度が高まることです。
スキップ機能があれば、さまざまなプレイヤーのニーズに応えられます。ストーリーに関心のないユーザーも、時間に余裕のない社会人も、サブキャラクターを育てるヘビーユーザーも、自分に合った遊び方を自由に選べます。
ゲームを始めるハードルが下がり、効率よくプレイできるようになることで、より多くのユーザーが気軽に楽しめます。

マイナスの側面は、没入感が薄れたり、誤解が生じたりすることです。
ストーリーをスキップすると世界観を十分に理解できず、キャラクター同士の関係や背景設定を見落とすことがあります。特にストーリーを軸としたゲームでは、ゲーム体験の充実度が半減しかねません。
また、制作陣が力を注いだ演出や物語を飛ばすこと自体が、創作意図を無視する行為だという批判もあります。
制作者の意図の尊重 vs ユーザーの選択権


メイプルストーリーは、この議論を象徴する事例です。
メインストーリーのスキップ機能を求める声が上がり、その是非をめぐる議論が数年にわたって続いています。コミュニティでも「ストーリーの演出やカットシーンをスキップする機能を作ってほしい」という要望が絶えません。制作陣はストーリーを通じて世界観を伝えたい一方で、ユーザーは効率よくプレイしたいと考えているのです。

プラシア戦記は、方針を転換した事例です。
当初はスキップできませんでしたが、最終的には利便性を高めるアップデートでスキップ機能が追加されました。ストーリーを楽しむことを優先した設計から、ユーザーの利便性を重視する設計へと舵を切ったわけです。
おわりに

▲以前スキップしたアラド戦記モバイルのストーリーを改めて見てみたら、思っていた以上によかったです
結局のところ、ゲームはストーリーとゲームプレイのバランスが取れてこそ完成します。ストーリーがゲームの核ならスキップできない設計が適切ですが、繰り返しのプレイや育成が中心なら、スキップは欠かせない便利機能です。大切なのは、選べることです。
今後のゲームデザインでは、この2つをどちらも尊重していく必要があります。
簡単ではないでしょうが、ストーリーを楽しみたいユーザーには豊かな物語を、効率を求めるユーザーにはスキップの選択肢を、バランスよく提供することが求められます。
一部のゲームで試みられている「ストーリーのあらすじを見る」機能や「主要シーンだけを見る」オプションも、よい折衷案になりそうです。


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