[ピークチャレンジ] 一風変わったクエスト、ディレジエレイドの感想
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ボスを倒したあとにまで、どこか割り切れない感覚が残ったクエストは、長くDNFを遊んできた中でもディレジエレイドが初めてだった。
今回は、ダンジョン&ファイターの中でもとりわけ異質なクエストとして印象に残っている、ディレジエレイドのシナリオについて書いてみようと思う。
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DNFを長く遊んでいると、レイドボスという存在はだんだん一つのルーティンになっていく。攻略を覚え、パーティーを整え、倒して、報酬を受け取って終わり。ディレジエも最初は、その延長線上にいるボスのひとりだと思っていた。冒険者をひどく憎んでいるという設定は知っていたものの、もともとストーリーを隅々まで追うほうではなかったので、正直なところ、今回もまた倒せば済む相手なのだろう――そんな気持ちでレイドに入った。
ところが、ディレジエを倒したあと、シナリオは予想とはまるで違う方向へ進んでいった。単に討伐して終わるのではなく、なぜディレジエがそこまで冒険者を憎んでいたのか、その感情の根がどこにあったのかが、会話を通して少しずつほどかれていく。長い年月の中で積み重なっていたわだかまりが、冒険者との対話の中で静かに薄れていく場面は、レイドボスのクエストに求めていたものとは明らかに違っていた。ただ倒せば終わりだと思っていた相手が、こちらに言葉を向けてきたその瞬間、手が止まった。
クリア画面が出たあとも、すぐには閉じることができなかった。ふつうレイドというものは、報酬画面を確認した時点で頭の中からするりと抜けていくものだが、ディレジエレイドは違った。勝ったのか負けたのかさえ曖昧な感覚と、敵を理解してしまったあとに残る妙な重さが、しばらく胸の底に沈んでいた。あれは単なる周回コンテンツではなく、一つの物語を完結させる体験だったのだと、終わってからようやく実感した。DNFのストーリーにそれほど関心がなかった人でも、このクエストだけは一度きちんと読んでみてほしいと思う。


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